世界が晴れるように君の心が輝くように。


放課後、咲原くんを待つ教室は1人だけ。


『あれ?黒川さん』

「咲原くん、あの...話があって」

『もしかして、昨日の事...?』


何も言えずこくりと首を動かす。

「昨日はごめんなさい。なんか、心配で後付けちゃって」

『そっか、大丈夫だよ』


優しい目をした彼が私の目の前にくる。



『黒川さん、いいこと教えてあげよっか』



意地悪な目をした咲原くんがいた。



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