好きという感情に気づけたなら
新しい関係





8月




セミの鳴き声がひっきりなしに聞こえる。



三桜は駅の改札口で三桜を待っていた。




今日は2人で修学旅行に持っていくものの買い出し。



新しくおろしたワンピースの裾を何度もいじる。



白の記事に水色の花があしらわれたワンピースに白のサンダル。


髪型も今日は気を遣ってゆるい二つ結び。



なんと黒ゴムではなく花がついてる髪ゴム。




なんでこんなに気合い入れてるんだろうってくらい今日は鏡の前で自問自答を繰り返した。



でも、もしも可愛いって言ってくれたら……



そう考えるだけで鼓動が速くなり、さらに体温が上がる。





今、何時かな。




時間を確かめるためにスマホをカバンから取り出した。





「音弥さん…?」





< 21 / 21 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

君との距離は1メートル 【完】
osako/著

総文字数/200,875

恋愛(純愛)384ページ

表紙を見る
四色恋模様
osako/著

総文字数/98,132

恋愛(学園)161ページ

表紙を見る
君との距離は1メートル〜another story〜
osako/著

総文字数/6,900

恋愛(純愛)12ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop