Flower
「龍青、これ…着てみてくれる?」
いたら着替えづらいよね…
そう思ってとりあえず服だけ置いて部屋を出る。
ちゃんと着れればいいんだけど…
心配は大丈夫だったようで少しして終わった、と扉の向こうから聞こえた。
「………似合っ…てる、ね。」
びっくりした。
龍青のスタイルがすごく良くて言葉に詰まった。
それに、なんだろう…すごく懐かしい。
……なんて!
「サイズ合ってよかった! でも、それ一つじゃダメだよね…今から買いに行く?」
「いや、いいよ。俺…金持ってないし…。」
そんなこと気にしなくてもいいのに…
わずかに俯いてそういう龍青を少し可愛く思ったのは秘密。
「入居祝いってどうかな? 私が頼んだことだもん、それぐらいさせて?」
「……悪い。ありがとう。」
「…うんっ!! じゃあ、私も着替えてくるね!」
………なにあの表情…反則だよ。
「……」
私は自分の頬を軽く叩いた。
「よしっ!」
気合を入れる。
とりあえずは早く着替えよ。