『ココロ彩る恋』を貴方と……
「この絵は……もしかしたら………」


思わずタイトルを確認してしまった。



『エンジェル』



文字を見て瞬きすらもできなかった。

じっと見入ったまま、ぼぅっと立ち竦んでいた。




「………やっと来たね」


後ろからする声にハッと意識が戻る。


振り返ったら彼がいて、目尻を下げて笑った。



「この絵は……君だよ、満仲さん……」


革命児だと言われるハイレベルな芸術家が囁いた。

その瞳の中にいるのは、確かに「私」だ……



「ひょう…どう……さん……」



名前を呼んだ瞬間、


彼との間に


これまで感じたこともないギャップを覚えたーーーー。




< 205 / 260 >

この作品をシェア

pagetop