蝶の行方
そうなんだ。
全部紗都に任せてしまったからな。
これからはもう少し自分でしようかな。
と考えているうちに、着いた。
ここか。
なんか、クラスうるさいんだけど。
何も無いといいけど。
「あ、お前らか。双子の転校生って」
「そーです」
私はもう話す気すらない。
「俺は2-6担任の横山和だ。よろしく」
「早く教室入りたい」
自己紹介はいいって。
「あ、ああ、わかった。あ、あとこの教室には族の青竜がいる。気をつけろよ」
族がいるのかよ…。
最悪。
それは、紗都も同じようだ。
めんどくさいなぁ。
平和に過ごせるかな。