真実の愛を見つけたい『I want to find the truth of love』

…夢穂


毎日、嵐君と過ごす事が
楽しかった。
仕事で、会えない事もあるが。

今日も嵐君が、家にいる事を
吾妻さんに知らせた。

いつも彼からは、
『わかった。』
と、来るのに
何時間たっても彼から返事がなく
嵐君に話すと
「パパの靴が、玄関にあったような」
と、言うから
嵐君と、行ってみた。

すると、真っ赤な顔して
苦しそうにしてベッドに
寝ている吾妻さんを見つけた。

私と嵐君は、びっくりしたが
直ぐに、嵐君を部屋からだして
熱をはかったり、頭を冷やしたりして
岡宮先生に来てもらった。
先生にお詫びすると

「暇じゃから、心配ない。」
と、言ってくれたが
彼は、インフルエンザだった。

嵐君には、
手洗いやうがいをさせた。

吾妻さんの熱は、中々引かなかったが
その間に、吾妻さんの家にくる
家政婦の門田(かどた)さんに
料理を習ったり
吾妻さんのお母様と
お話ししたりした。

吾妻さんの熱が落ち着いて来てからは
吾妻さんと仕事の話をしたり
吾妻さんの海外生活を聞いた。

すごく楽しそうで
やはり、行ってみたい
と、改めて思った。

彼との会話は楽しくて
居心地が良かった。

それに、嵐君の存在が
私には欠かせないものに
なっていた。

彼が完治して
仕事に復帰した日に
彼から連絡があった。

また、具ワイ悪くなったのかと
心配していたら
都合のよい日を知らせて欲しい。と

明後日は、何もなかったから
そのように返した。
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