真実の愛を見つけたい『I want to find the truth of love』

…愛しています


「いいのか、婆さんの住まいは
なくなるぞ。
それに、医者風情に
騙されおって。
どこのうまの骨の子どもか
わからない子など
結城には、いれん。」

「嵐君は、良い子です。
損得でしか、みれない
あなたに、認めて頂かなくて
結構です。
お祖母様には、私から話します。」
と、言うと
「あら、知らないの?
お婆さん、体調悪くて
伏せているのよ。
そんな話をしたら、
亡くなっちゃうんじゃない。」
と、美里さん。
「えっ、お祖母ちゃまが?」
「自分の事で、忙しくて
知らなかったんだ。」
と、言われて

「いいな。
お前は、俺の言う通りに
していたら、いいんだ。」
と、再び、父に言われて
私は、お祖母ちゃまの事が
きになり、それからの話は
聞いてなくて家を後にした。

私は、その足で
お祖母ちゃまの別荘に行った。

琉斗さんには、打ち合わせが
あるのと。
近いうちに、通訳の仕事で
家をあける事を知らせた。


琉斗さんからは
『わかった。待ってる。』
と、返されて
私は、涙が溢れた。



琉斗さんっ‥‥琉斗さんっ‥‥

嘘をついて‥‥ごめんなさい‥‥

あなたを‥‥愛しています‥‥

心から‥‥

嵐君に‥‥会いたい・・・
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