もう1度、あの恋を
「お待たせしました〜
こちらが、たらこパスタで、こちらが
カルボナーラです。」
店員さんは、そう言うと、静かに置いた。
そして、伝票を置くと、お辞儀をして歩いていった。
「いただきます」
私は、そう言うと、カルボナーラを食べ始めた。その姿を見た朱里は、ため息をついて、たらこパスタに手をつけた。
────────。
食べ終わり、お店の外に出ると、日差しが
さっきより出ていて、暖かくなっていた。
「朱里は、このあと予定あるんでしょ?」
「ん〜。じゃあ行ってくるね〜」
私は朱里と別れて、本屋へと向かって行った。
大きなショッピングモールへと入ると、
平日だから結構空いていた。