もう1度、あの恋を





あの時、ほんとはどうしたかったか







きちんと話して、仲直りがしたい









もう1度、楽しく笑い合える日を










朱里と、奏太と、向かいたい。










「…逃げたりしないよ。」







私は、そうつぶやくと家の鍵をガチャと開けた。






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