もう1度、あの恋を
「…ん、いい顔してんな」
奏太と私は、笑ったまんまその画像を見ていた。
ありのままの、素の私たち。
そのまんま目を合わせていたら、だんだん顔が近づいていき、唇にチュッと当たった。
「んっ、これ絶対消さない」
私がそう言うと奏太は、携帯を取り出してそれを私に見せながらこう言った。
「俺にも送って」
その言葉が嬉しくて
私は、満面の笑みで頷いた。
ずっと待ってたよ
「ご飯食べよ~」
絢乃ちゃんの言葉で私たちは、リビングに降りて行った。