もう1度、あの恋を



「はぁ、」


ため息をついてから、下に降りる。


置いといたご飯のラップを外し、1人で
ご飯を食べ始める。




すると、ブーブー、と携帯が鳴った。




画面を覗くと、そこには、"朱里"。
そう表示されている。



え……?




「朱里?」


ボタンを押して、すぐに声を出す。
けれど、朱里からは、返事がない。



不思議に思い、もう1度声をだそうとすると、朱里の声が聞こえた。



「……っ、あ……離し、て」







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