もう1度、あの恋を
「……は?」
奏太は目を見開いてびっくりしている。
「もう、こんな関係嫌だ。
私普通になりたいよ、」
普通ってなに?
わかんないのに、口にしていた。
「……普通って、なんだよ」
奏太は、納得のいかないような感じで呟いた。
「………とにかく、終わりにしたいの」
お願い。奏太。
幼なじみに戻れなくてもいい
こんなギクシャクした関係なんて
終わらせたいの
私は泣きそうになるのを我慢しながら奏太を見つめていた。
すると、奏太は私に近づき唇にキスをした。
「……んっ、」
強引なキス。
痛いキス。