花奈 ~15日生きた君へ~
「それにしても……やっぱり花代はあの花代だったんだな。他人のフリするの大変だっただろ?」
少し間を置いてから良平にそう聞かれ、私は少し返答に困る。
「うーん、確かに大変だったけど、変わりすぎてて初対面みたいな感覚もあった」
迷った結果そう答えた。
大きくなった良平に初めて会った日、かなりビックリしたから。
子供のころの面影を感じさせないほど大人びてて、別人みたいだったし。
「あー、それは確かに俺もそうかも」
良平も同じように思ってたらしく、共感してくれた。