花奈 ~15日生きた君へ~

「ねぇ、花代が着てるやつ良平の?」

良平とのやりとりが終わると、花奈が私の服を指差しながら聞いてくる。

「そう、良平から借りた」
「やっぱり?すごいブカブカだもんね」

私が答えると、花奈は私の服の裾をつまんで軽く揺らす。

「花代って今日泊まるんだよね?」
「うん」

そしてなぜかそのタイミングで、私が泊まることを再確認してきた。
私がうなずくと、なぜか花奈は良平の顔をジーっと見つめて。

「良平、花代に変な気起こしちゃダメだよ~?」

そして良平に忠告するようにそう言ったのだ。
その発言には私もちょっとビックリした。

「はぁ!?なんでだよ!!」
「女の子にこんな格好させて夜まで置いといたら、ムラムラしちゃうんじゃないかな~と思って!」

大声でツッコむ良平をからかいながら、花奈がニヤついた。
良平はなぜかそれ以上何も言わなかった。
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