花奈 ~15日生きた君へ~
初めまして……!?
なんてことだろう。
私の目の前にいるこの人は、声も顔も間違いなく私のお母さんなのに。
お母さんは私のことを知らないらしい。
どういうこと……?
さらに混乱する私。
でも、何か聞ける雰囲気でもなくて。
「初め、まして……花奈ちゃんの友達の花代です。お邪魔します」
私は花奈のお母さんと、初めて会った人として接することにした。
色んな意味で今はそうするしかなかった。
「さ、花代上がって!」
私のあいさつがすむと花奈がそう言ってくれて、私たちはようやく家に上がった。