メガネの彼は二重人格
その時、僕を呼ぶ声が聞こえた。



「芳田君!」


横を見ると僕を覗きこむ感じで松井さんが立っていた。





「まっ松井さん!!」


「今女子の方休憩だから一緒に休んでいい?」



「もちろん!!!」




他の男子の目が気になったけど、かまわず喋った!





「松井さんは泳ぐの上手いね!」


「中学生の時までスイミングスクールに行ってたから!」



「へぇ~凄いね!!」


「あのさぁ、前から言おうと思ってたんだけど、その"松井さん"って呼ぶのやめてくれない?」



「ごめんなさい・・・。」


僕から名前呼ばれるのそんなに嫌だったのか・・・。









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