願 叶



「それじゃあ、あの願いは無くなるわよ?今までの努力がこの子によって消されるのよ?」


天神さんは雪君にそう言う。


あの願いって・・・努力って・・・・。


「いいよ。雪君!!私なんて、どうでも!!!!」


「いいから、黙って。」


雪君は真剣な顔をして、私を見つめる。


「お願いします。ご主人!!!」


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