[完結]お試し同居してみたら甘い恋がはじまりました。



非難を想定してたけど、ふたりは私の肩を持ってくれた。



「…今日ここに来たのはね、湊君が割っちゃったマグカップを買うためだったの」



そう言って私は買ったマグカップが入っている紙袋を顔の横にかかげる。



「ちゃんとゲットできたからよかった!!」



もし売切れちゃってたらどうしようって思ってた。
ここに来るまでちょっと怖かった。

でもちゃんと手に入れることが出来て本当に良かった。

見つけた時は軽くその場で飛び跳ねたくなっちゃった。



「……でもさ、私も子どもだよね。おそろいのものなくなっちゃったからって不安になって声荒げちゃって」



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