[完結]お試し同居してみたら甘い恋がはじまりました。



「不安?」



大村君に聞き返されて私は小さくうなずく。



「残されたひとつのマグカップみたいに、私もひとりぼっちになったらどうしようって。湊君が私のそばからいなくなったらどうしようって」


「まあその気持ちは分からないでもないけど…でも不安にはならなくていいと思う」



そう言って大村君はいたずらに笑う。


「あいつ、本当に二條さんのこと大好きだよ。この前――」



♡♡♡♡



奈津美ちゃんと大村君と別れてから私は全力疾走で家へ向かう。



『もしも二條さんが湊と別れたいって言い出したらどうする?って聞いてみたんだ』



『湊君はなんて答えたの?』



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