memory〜紅い蝶と私の記憶〜
「「いらっしゃいませ!」」


すご…っ。


店員さんみんな笑顔だし、声も本当にお客さんが来てくれて嬉しいって伝わる。


それだけこの本屋さんが大好きなんだな〜って初めてきた私でもわかる。


私も…そうやって好きなものが見つかるかな。


「まずはここ!ここには専門学の本がいーっぱい置いてあるコーナーだよ!」


「専門学…」


棚には看護、介護、保育、経理、スポーツ、アニメーションなどなど。


本当にたくさんの本が端から端までずらりと並んでいる。


専門用語ばかりで全然わからない…。


これがわかる人にはわかるんだろうな〜。


「次はねぇ…こっち!」


そう言って引っ張られた先は本屋の一番奥。


そこには女子高校生たちがたくさんいた。


本棚をちらっと見て理由がわかりましたよ。


隙間もないくらいに並べられている、その本たち。


色で例えるならピンク色。


そこは…。


「ここはマンガコーナーだよ!」


マンガコーナーでした。


女の子たちはこういうの大好きだもんね。


わかります。


私も女の子なので。


一応がつきますがね。




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