memory〜紅い蝶と私の記憶〜
…あ、そうだ。
「幸助先輩、お兄ちゃんはどこ行ったんですか?」
ずっと気になってたんだよね。
タイミングなくて全然聞けなかったんだけど。
「星希なら…」
幸助先輩の言葉に被せるように、勢いよく扉が開いた。
入ってきたのは、嬉しそうな顔をするお兄ちゃんだった。
「みんな!!やったぞ!」
「一体何があったんですか?」
「そうっすよ。いきなりいなくなるし!」
「いい事でもあったんですか?!」
各々の言葉にお兄ちゃんはニヤニヤ笑うばかり。
私もお兄ちゃんが何でそんなに嬉しそうなのかすごく気になる。
だけど…私は知らなかったんだ。
お兄ちゃんが持ってきたその件で、私の幸せが崩れ始めることに…。
「幸助先輩、お兄ちゃんはどこ行ったんですか?」
ずっと気になってたんだよね。
タイミングなくて全然聞けなかったんだけど。
「星希なら…」
幸助先輩の言葉に被せるように、勢いよく扉が開いた。
入ってきたのは、嬉しそうな顔をするお兄ちゃんだった。
「みんな!!やったぞ!」
「一体何があったんですか?」
「そうっすよ。いきなりいなくなるし!」
「いい事でもあったんですか?!」
各々の言葉にお兄ちゃんはニヤニヤ笑うばかり。
私もお兄ちゃんが何でそんなに嬉しそうなのかすごく気になる。
だけど…私は知らなかったんだ。
お兄ちゃんが持ってきたその件で、私の幸せが崩れ始めることに…。