memory〜紅い蝶と私の記憶〜
「ですがっ…」


なかなか折れませんな…。


どうしようか。


そう思っていると。


「星南がそう言ってるんだ。やりたいようにやらせてやれ」


「総長っ。ですが…」


「姫だけど守られてばかりの姫じゃねぇんだよ、こいつは」


さすがお兄様。


私のことをよくわかってらっしゃる。


「…わかりました。でも!物を動かしたりとかは俺たちがします!」


納得できないけど…お手伝いさせてくれるなら…。


「ありがとう」


ニコリと笑うと、顔を真っ赤にさせるみんな。


…1人に至っては鼻血まで出しているんですが。


逆上せたのかな?


ケンカしてたし、暑いのかも!


やっぱり換気は大事だよね〜。


後でお兄ちゃんにちゃんと言っとかないと!


熱中症になったらヤバいしね!












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