memory〜紅い蝶と私の記憶〜
「俺たちはあらかたの族の名前から構成など、ほとんどを知っている」


「そうそう。だからね〜族名言われて、即座に情報を思い出して〜」


「その場で後日話し合いをするか、断るか考えるんだよ〜」


もう開いた口が塞がらないとはまさにこの事だよ。


あらかたの族の情報は知ってるとな?


しかもその場で即座に頭を回転。


とても、頭が回るんだろう。


じゃなければ、即座に答えを出すなんて無理だ。


「じゃあ、俺たちの情報も知っている…?」


「当たり前や!」


腰に手を当てドヤ顔の庵。


いやいや、当たり前じゃないと思いますが。


「いっ?!」


「当たり前なわけあるか」


総長自らってどこも一緒なのかな。


結構痛かったのか、頭を抑えながら呻いてる。


すごい音だったもんね。


聞いてて鳥肌立ったもん。











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