memory〜紅い蝶と私の記憶〜
「ふふっ。わかりましたっ。では、美鈴ちゃんならいいですか?」


本当は先輩をつけようと思った。


幸助先輩のように。


だけど、そうしたらいけないような気がしたから。


一歳差だし、大丈夫だよね?


女の子だし…先輩後輩という位置より、友達という位置につきたい。


だからちゃん付けにしてみたんだけど…。


って心配になったけど、心配無用だったみたいです。


なぜなら、美鈴ちゃんが満面の笑みだから。


「うん!その方が断然いい♪ありがとうっ、星南ちゃん!」


「はい!」


お兄ちゃんの大切な仲間が、私の大切なお友達になりました!



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