memory〜紅い蝶と私の記憶〜
「水族館はいいんですよ」


「そうっす!1回見てますっしね!」


「そうそう。水族館よりも星南の方が大事だからな。…何事もなくてよかったよ」


…いろいろとあったけど。


言ったらうるさくなりそうだから黙っていよう。


「さてと、星南も見つかったし帰るとするか!」


「ですね。みなさんも待っているでしょうし」


そうだよね!


私たちが出かけるからって、みんなに倉庫任せてきちゃったし!


お土産買って帰らないとね!


「お土産何がいいかな〜?」


「お菓子でいいんじゃない?」


ど、ドアップ!!


熱くなってしまった顔を隠すように顔を逸らす。


高松くんって顔近づけるの多いねっ?!


そしてなんで熱いの?!


もう穴掘って埋まりたいっ。


「星南?」


そういえば高松くんの腕…すごくたくましかったな…。




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