くれなゐ症候群
軽蔑された・・・・

唇をかんでうつむく。


このまま消えてしまえたら楽だろうけど、煙じゃないので、それは不可能だ。


前を歩く修二の、ややくたびれたローファーのかかとを見ながら歩く。



「だいじょうぶか、」

修二が口を開いたのは、電車に乗り並んで腰をおろしてからだった。

窓の外を、ゆるやかに家並みが流れてゆく。
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