くれなゐ症候群
「うん、クールでかっこいいよね~」

まどかがのんびりと口をはさむ。

場の空気をやわらげようとしているのだと、奈緒には分かる。


「奈緒って、修二くんとはなんでもないんでしょ?
ならさ、協力してほしいんだけど、」

千香が、ぐっと身を乗り出してくる。



修二と関わる・・・・?


できれば避けたい、のが本音だけれど。
クラスの中で、千香の反感を買うのも避けたい。



このゴミの町、だけでなく学校でも、奈緒は生きていかなければいかない。
< 29 / 169 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop