花ちゃんは今日も頼くんの言いなり



……私だって、こんなに幸せな今を夢なんかで終わらせたくないから。


思い切って頼くんの胸に飛び込んで、ただでさえゼロに近かった頼くんとの距離を、自分からゼロにする。


背中にギュッと手を回せば、


頼くんの体が驚いたようにビクッと揺れた。



「好き。大好き……。頼くんが、好き」


「……っ、」


「どうしたら伝わるかな?私の中、こんなに頼くんへの好きでいっぱいってこと」



告白するなんて初めてで、どうしていいかわかんない。ギュッと頼くんを抱きしめる手に力を込めて、頼くんの言葉を待ちながら強く目をつぶる。




しばらくの沈黙の後、「あー、もう!」と頼くんの苛立ったような声にビクッと肩が跳ねた。


慌てて離れようと頼くんの背中からパッと手を離すけど



「バカ、離れんな」



それを追いかけるように伸びてきた頼くんの腕に、簡単に抱きとめられてしまう。


「やばい……」


「よ、頼くん?」


「花が可愛すぎて、どうにかなりそう」



苦しそうに放たれた頼くんの声。
その言葉に、私の頬は一瞬でカァっと熱を持つ。
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