ぬくもり
私は寝室に行き、おそるおそる司のパソコンを開く。



人のものを勝手に見る事の罪悪感にかられ、小さな物音にもやたらビクビクしてしまう。



司、ごめんね…。



私は、おそるおそる震える手でマウスを操りメールをクリックし、メールの1つ1つを開いて見てみる。



特に何もないものばかり。



少しだけほっとした気持ちで、司のスーツのポケットを探りはじめる。



中は全て空で何も出てこない。



本当は何でもないのかもしれない。

接待とか…?

でも、それなら接待って言うよね。



じゃ今はどこにいるの?


悪い事ばかりが頭をよぎる。


司が、女と絡みあってるところを妄想したり、考えれば考える程、最悪な事ばかりが頭に浮かんでくる。

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