ぬくもり
私は、司にも優に『ぱぱ』と呼んでもらえる喜びと幸せを味あわせてあげたかった。



私が無理に優にさせるような形ではなく、優のほうから、ごく自然な感じで…。



それさえできれば、きっと変わっていく。


私が変われたように、司も変わっていける筈。




夫婦関係も、親子関係も、きっと修復できる。



私達は3人で、きっと幸せになれるって、そう信じたかった。



そんな穏やかな日々に、また影が差してしまうのは、そう遠くない日の事だった。

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