絶対王女




勢いよくドアが開く。

すると中にいたみんなが静まる。

そして、椅子から立ち上がり私に頭をさげる。

私は1番奥の椅子に座る。


「さぁ、会議を始めましょう。」


この掛け声でみんなが椅子に座る。

私に資料が渡された。

この会議はそれぞれの地域で起きた事や魔界で起こっている事などを報告する場。


「第1区からどうぞ」


全部で15区ある。

1区が大体5分くらいで報告が終わる。

私がいるのは12区。

そして最後の15区の報告が終わった。


「私の学校にショートの女の子がいるの。どこかの区からの移住者かしら?」

「その子は女の子ですか?」

「ええ。」

「目立つ顔立ちでしょうか?」

「そうね。他の人より目立つわ。」

「第3区からの移住者かもしれません。なにか失礼でもありましたか?」

「ええ。とてもね?」

「大変もうし…っ」


第3区の代表、徳大寺圭吾。

あまり親しい中ではない。


『首をゆっくりしめる』


私は彼を睨みつける。

苦しそうな顔。

最高に素晴らしい。

ある程度苦しませて解放した。

はぁはぁと息が荒い、徳大寺。


「すぐに片付けなさい」

「かっかしこまりました。ただちに」

「今日は終わりよ。あっもし12区への移住者がいる場合一度挨拶が欲しいわ?」

「かしこまりました」


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