悲 恋

🔸🔸真美①



私は、今日
編集部の編集長に抜擢された。

そのお祝いを編集部の仲間達が
してくれる。
と、言うから
仲間で食事に来ていた。


みんなで、ワイワイ
やっていると

私のテーブルの横を
秀悟が通った。

秀悟は、まったく
気づいてなかったが

遅れて、若い女の子が
入ってきて
秀悟をみると
「パパ、早かったね。」
「ああ、俺は早く終わったけど
あっちは、まだみたいだった。」
「あ~、パパ、ママを
とられて、やきもち?」
「ふん。」

彼らは、私達のテーブルの
斜め後ろにいたから
話しは聞こえた。

えっ、秀悟は結婚したの?
娘?でも、大きい?
後妻さんの連れ子?

と、考えてると

その女の子が
「あっ、ママきた!」
「ごめんね。
遅くなっちゃった。」
「大丈夫だよ。
パパは、やきもち?」
「ふん。」
「うふふっ、秀悟は、
早かったんだね。」
「未菜は、長いんだよ。
みんなも、未菜から離れないし。」
と、言うと
「アハハ、本当に
パパは、ママベッタリだよね。」
「優大君が、お義父さんが
待ってますよ、って
言ってくれたの。」
「さすが、優大だね。」

三人の会話は
楽しそうだった。
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