弱虫なボク~先生と生徒の距離~
「あっ、また後で電話するね。」



「あっ、ああ。」


変な違和感がしながらも、高田香奈との会話は終わった。



内心、返事に困っていたからチャイムに救われたような気持ちになっていた。


耳から携帯を離し、僕はそっと勉強机の上に戻すと、深いため息をこぼしながら


『こんな僕の事でも、心配してくれる同級生がいたんだ…』


と、変に嬉しい気持ちと、高田香奈が家に来る?という複雑な気持ちが入り混じる。


ホントに、高田香奈の考えている事が分からない。


また、そのうちに電話がかかってくるだろうと思いつつ、僕はベッドの海に再びダイブした。
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