弱虫なボク~先生と生徒の距離~
「あ~あ、バレちゃった」


一度、大きく背伸びをしたと思ったら…

クスッと今にも笑いそうなぐらいで里奈は言葉を漏らした。


バレちゃった?


さらに、僕の思考回路は壊れていく


「どういう…事だよ」


意味が解らない。完全にパニック状態に陥っている僕


里奈は、僕に背を向けて、ポツリと呟いた。


「あのさ、私は亮の事…そんなに好きじゃなかったんだよね」



僕の心に、グサリと激しく何かが刺さる音が聞こえ



「亮…ゴメン。私、亮じゃ物足りなくて…好きになろうって何度も思ったんだけど…」



さらに、グサリと僕の心を刺していく



好きになろうって何度も思った?


「最初から、好きで付き合ってなかったって事…?」


僕の声は、微かに震えていた。一番聞いてはいけないような問いかけをしてしまった。
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