クールな御曹司の甘いお仕置き
優君だって上……着てないよね。

下はどうなっているんだろう?

今日は恐くて布団の中は覗けない。

自分の素足が優君の素肌に触れているのがわかる。

一体昨日何があったの~!

私と優君に限って一夜を共にしたってことはないと思う。

思うけど……今日は断言する自信がない。

頭の中はパニックだ。

何が起こったのかよくわからないけど、優君が起きる前に逃げなくちゃ。

ベッドから起き上がろうとすると、優君が背後から私の身体に手を絡めてきて私は固まった。

この状況……マズイよ。

優君には朝井さんという美人の恋人がいるんだよ。

胸がズキンと痛む。

感傷に浸っている時間なんてない。
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