クールな御曹司の甘いお仕置き
伏し目がちに謝ると、高橋君が出社してきた。

「おはよう。どうしたの?なんか暗い空気が漂ってるけど」

「この破壊神がまたパソコンを壊した」

優君が私の頭にポンと手を置く。

「ああ。そうなんだ。まあ、そんなこともあるよね。気にしないで」

高橋君はにこりと笑って慰めの言葉をかけてくれるが、私の気持ちは浮上しなかった。

入社して三年間で二台パソコン壊すって……そんなのないない。

全社員がそんなことしてたら、会社の利益が吹っ飛ぶよ。

私ってどんだけクラッシャーなの?

優君も呆れてるけど、私が一番自分に呆れている。

この調子だと、彼の家の家電製品も壊してしまうかも……。

居候させてもらってる身だし、それは避けなくては……。
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