恋花


・・・でも、そういやぁ。

こんなことあったよね??



あたしはふと向日葵のことを思い出した。



「まぁ、高校生なんだから彼氏くらい作れよ!!」


「俺らの姉貴ってこともあって、たぶんもてるんだろうしさ!!!」


「たぶんって・・・。」



そう言って弟たちは、部屋から出て行った。



・・・明日また、あの花壇に行ってこよぉ。


そう思いながら、あたしは電気を消した。



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