不器用な二人はあまのじゃくの関係
翌日

「……あんなー!!!あんたまだ寝てて大丈夫なのー!?」


「んん………っっっ!!!」

ガバッと布団から出た私はとっさに時計を見る。

《8:10》

やっばい!!!昨日梶原くんのことばっか考えてたら寝れないループにはまってしまった。
なんで遥太起こしてくれなかったのよー!!!
…遥太………とか考えてる場合じゃないー!
まずは準備しなきゃー!!!




「ちっこくギリギリセーフ!!!あーぶなかったぁ」

「ギリギリアウトよあんた。」

私は出発の準備でみんな並んでるところに飛び込んだ。セーフではないようだ。
優梨にもツッこまれたし。

「昨日梶原くんのこと考えてたら寝れなくなっちゃってさぁ」

「あんたねぇ。声デカイから。完全にみんなに丸聞こえだから。」

「うそ!」

ダッシュで来たから息が荒れてて声のコントロールができてなかったようだ。やらかした。

恥ずかしい……
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