失恋にも浸れない!〜私、王子様の彼女になったんですか!?〜
本物はキラキラしてる
そのまま、
2時間目まで休んで、教室に入る。



教室に入った瞬間、
空気が変わった気がしたけど、

もう、気にしない。




「おはよー陽ちゃん。」

「あ、なっちゃん、昨日メールありがとうね。」

「ううんー。てか、大丈夫?具合悪いの?」



そう言われ、
ただの寝不足で、保健室で休んだ旨を伝える。

そのまま授業に入り、

昼休み……。





はぁ。気が重いし。

1人でどっかで食べよ、かな……。

今の所、女子からの嫌がらせ等はない。
でも明らかに空気が今までと違う。

皆、様子見……って所かな……。

はぁー。
本当に私、どーしたらいいんだか……。

そんなの事思ってれば、
なっちゃんが、


「陽ちゃんー!一緒に外でお弁当食べようよ!!」

と誘ってきてくれた。

「うん。」

そのまま、校庭の端にある、
椅子で一緒にお昼を食べていれば、



「もー!びっくりだよ(笑)!!」

「いつからなのー(笑)?」

そう言ってお弁当のおかずをたべながら聞いてくる。


「……一昨日……。」

誤魔化す事は
もう無理だと思って素直に伝える。


「そっかー!!でも、陽ちゃんは陽汰君がずっと好きだったんでしょ?」


「……へ?」



「え?違うの?」



まじまじと顔を見られて……

あ、あぁ。
その方が振られた時も被害者ぶれるかな……とか

この期に及んで、

悪どい事を考える。
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