失恋にも浸れない!〜私、王子様の彼女になったんですか!?〜
自業自得。

そりゃ、そ、だけど。



それでも、
あいつがあまりにも湊太で。


思っていた以上に
湊太だけしか見えてないあいつに……。




泣かせるつもりなんて、ねーんだよ?



それでも、

俺の前で泣くのなら……

俺を見てくれるなら……。


でも、
それでもやっぱり、俺以外は嫌で。


曲がった俺の独占欲。



何を勘違いしてるのか……


青葉の言った


辛いね……。というセリフ。



辛いね……か。





俺がどんだけ辛いか、

まだ、お前は分かってねーよ。




俺がいくら見ても

お前の目に俺は映らない。



お前が湊太だけを、見て、

お前が、俺の中で、湊太を思って泣き、




亮平を簡単に名前でよんで

俺の名前は呼ばれない。



赤い顔、

笑う顔に、


思わず触れたくなるのは、

俺だけじゃ、ねーんだよ。




なー?

いつになったら……。




嫌われようが、

嫌がらせだと思われようが。



やっと手に入れた彼氏の立場を

俺が簡単に、


手放すとか……

ねーって事……。


わかんだよ……。



いい加減、


俺が本気で


好きだって言ってる事


気づけよな。


もう、お前は、俺の彼女なんだよ!!


ぜってー離してなんかやるもんか。
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