失恋にも浸れない!〜私、王子様の彼女になったんですか!?〜
綺麗な家。

ここが、湊太くんの家なんだ……。

結局、
嵌められるように、
和泉についてきて、

和泉家の前にいる私。

一緒にいる間、和泉は特に話さなかった。

だから、
私もただ、黙ったままついてきて。

玄関に入ろうとした和泉が、
やっと口を開いた。

「奈央の事いじめんなよ?」

……。

あ、あぁ。
もしかして……。

「和泉君……もしかして、その幼なじみさんの事……?」

「お前には、関係ない。」

そう言って、玄関の鍵を、開ける。


あぁ。
やっぱり。

なるほど。

こいつはブラコンとかじゃなくて、

きっと、

その幼なじみが好きとか、なのかな。

よく、
漫画とかである、

幼なじみを取り合う感じ?

それで、

幼なじみと……上手く……いった

湊太くんが憎い……とか。

んで、

その湊太くんが好きな私も、嫌われてるとか……。


って、
違う。



そもそも、こいつの話は嘘かもしれないじゃん。

湊太くんはまだ、誰とも付き合ってない。

んで、

笑って騙されたんだよって、

私に言ってくれる……

そんな淡い期待を持つ私は……


虫がよすぎるのかな……。
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