距離0センチ



「そうだ!」



ガバっと顔を上げ、立花君は何やら閃いたらしい。



「紫乃先輩の連絡先知りたいです!聞いてもいいですか?」


「いいけ……」


「2人って連絡先も知らなかったの!?」




由結が驚いて私と立花君を見る。



「私、2人のことだからとっくに連絡先交換してると思ってた」




そんなに驚かなくても。





< 57 / 124 >

この作品をシェア

pagetop