オオカミ専務との秘めごと

メール作成が終わり資料添付をして送信し、急ぎの仕事がないことを確認して竹下さんの書類整理に取り掛かった。

とりあえずパラパラと捲ってみると、業者からのプリンター定期点検のお知らせなど、保存する必要のない書類も交じっている。

それに、コピー用紙などの納品書も間に交じっていてびっくりする。

これ、総務に持っていかなくてもいいんだろうか。

おそらく、FAXで送信されてきたものと自分が作成して処理した書類と、納入業者から受け取った納品書をごちゃ混ぜに積み重ねていた模様。

毎度“とりあえず置き”するほど忙しいのか分からないけれど、竹下さんは整理が苦手な人のようで心配になる。

そういえば、朝デスクを拭いて回るとき、彼女のところはいつも書類の束が重ねられていたっけ。

あの書類がこれならば、明日の朝、彼女のデスクはすっきり片付いていることだろう。

すごく理不尽で、今更ながらムカッとするけれども、引き受けてしまった以上はサクサク済ませるしかない。

とりあえず、リサイクルに回す書類とそうでないもの、納品書に分類すると、保存する書類は八割くらいになった。

FAX発注に対する企業からの納期回答などを商品ごとに分けて日付順に並べ、ファイルに閉じて終了。

量は多かったけれど簡単なことで時間はそれほどにかからなく、あとは書庫に仕舞うだけだ。


< 89 / 189 >

この作品をシェア

pagetop