届かないこの想いを、胸に秘めて。






それからは2人で夜ご飯の調達をお願いされて、スーパーへ買い出しに行った。



それはもう楽しかった。

試食を一緒にしたり、キラキラした目でお菓子の棚を見る和海ちゃんをあえて、遠くから眺めたり……。


友達なのに、きょうだいみたいだなって思った。

雰囲気からみて、和海ちゃんの方がお姉ちゃんって感じがしてたけど、
子どもみたいに無邪気に騒ぐ彼女はとても可愛くて、妹みたいだなって。


妹ってこんな感じなのかな、と思いつつ買い物が終わった私たちは家へ向かった。









< 87 / 306 >

この作品をシェア

pagetop