届かないこの想いを、胸に秘めて。
それからは2人で夜ご飯の調達をお願いされて、スーパーへ買い出しに行った。
それはもう楽しかった。
試食を一緒にしたり、キラキラした目でお菓子の棚を見る和海ちゃんをあえて、遠くから眺めたり……。
友達なのに、きょうだいみたいだなって思った。
雰囲気からみて、和海ちゃんの方がお姉ちゃんって感じがしてたけど、
子どもみたいに無邪気に騒ぐ彼女はとても可愛くて、妹みたいだなって。
妹ってこんな感じなのかな、と思いつつ買い物が終わった私たちは家へ向かった。