星の願いは?
「君、だれ?ねぇノボル?この子だれ~?知り合い?」
〝…知らん…俺が聞きたい…〟
立ち止まり、子供へ迷子かを確かめようと屈んだ瞬間に子供は泣き出す
〝…うるさい…親とはぐれたのか…面倒だ…〟
「うるさいっ!君は親とはぐれたんだね?面倒な子供だっ!…ってノボルが言ってる」
〝…言ってない…どうでもいいが…それだと俺が子供嫌いみたいじゃないか…〟
「じゃあノボルは子供、好きなの?」
〝…別に…どっちでもない…しかし迷子は面倒だ…泣き声もうるさい…〟
「うるさいから泣くなっ!君の事は好きでも嫌いでもない!だが迷子は面倒だから嫌いだっ!…ってノボルが言ってる」
〝…シホ、それやめろ…うるさい…でもこの子泣きやんだな…やれやれ…まったく…〟
昇は子供の顔に向かい指さす、あっち向いてホイみたいな形になり左右にゆっくりと子供の目線が追いつけるスピードで指を動かして正面に戻し、首を傾げる…
「…たぶん…こっち」
子供は自分で左を指さす…頷き先導すると分かれ道…また同じ事をする…3回目くらいで見覚えのある道まで来たのだろう
「ありがとう!お兄ちゃん!」
元気に手を振り、子供は走って行く…昇も軽く手を振り見送ってやる…
〝…面倒だった…まぁいい…〟
「すっごーい!ノボル!すごいね!」
〝…何がだ?〟
「魔法みたいだったよ~!」
〝…そうか?…人間の願いを叶えられる方が凄いだろ…〟
「ボクは元々そういう存在だからっ!」
〝…なんでもいいが…じゃあ俺もそういう存在なんだろ…まったく…うるさい…〟
「あー!わかった気がする!その“うるさい”使う時のノボル…照れてる!カワイイ~♪」
〝…は?…そんなわけないだろ…うるさい…〟
「また言った!やっぱりノボルは優しいよ~心が綺麗!でも顔に出ないね?」
〝どうでもいいが…うるさい…本当にうるさい…〟
〝…知らん…俺が聞きたい…〟
立ち止まり、子供へ迷子かを確かめようと屈んだ瞬間に子供は泣き出す
〝…うるさい…親とはぐれたのか…面倒だ…〟
「うるさいっ!君は親とはぐれたんだね?面倒な子供だっ!…ってノボルが言ってる」
〝…言ってない…どうでもいいが…それだと俺が子供嫌いみたいじゃないか…〟
「じゃあノボルは子供、好きなの?」
〝…別に…どっちでもない…しかし迷子は面倒だ…泣き声もうるさい…〟
「うるさいから泣くなっ!君の事は好きでも嫌いでもない!だが迷子は面倒だから嫌いだっ!…ってノボルが言ってる」
〝…シホ、それやめろ…うるさい…でもこの子泣きやんだな…やれやれ…まったく…〟
昇は子供の顔に向かい指さす、あっち向いてホイみたいな形になり左右にゆっくりと子供の目線が追いつけるスピードで指を動かして正面に戻し、首を傾げる…
「…たぶん…こっち」
子供は自分で左を指さす…頷き先導すると分かれ道…また同じ事をする…3回目くらいで見覚えのある道まで来たのだろう
「ありがとう!お兄ちゃん!」
元気に手を振り、子供は走って行く…昇も軽く手を振り見送ってやる…
〝…面倒だった…まぁいい…〟
「すっごーい!ノボル!すごいね!」
〝…何がだ?〟
「魔法みたいだったよ~!」
〝…そうか?…人間の願いを叶えられる方が凄いだろ…〟
「ボクは元々そういう存在だからっ!」
〝…なんでもいいが…じゃあ俺もそういう存在なんだろ…まったく…うるさい…〟
「あー!わかった気がする!その“うるさい”使う時のノボル…照れてる!カワイイ~♪」
〝…は?…そんなわけないだろ…うるさい…〟
「また言った!やっぱりノボルは優しいよ~心が綺麗!でも顔に出ないね?」
〝どうでもいいが…うるさい…本当にうるさい…〟