雨の日は君と。~先輩の香り~


いつも

「におい嗅いでいいですか?」

なんて変なこと聞いてくる
変わった子だったし

見つからないように帰ろうと思った

でも突然彼女は泣き出したんだ


泣き叫ぶでもなく、静かに。

…綺麗に。

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