雨の日は君と。~先輩の香り~


「また来ますからね!」

「…もうこなくていい」


やっと話してくれたけどその言葉は無視しますよ、先輩?

―――…

「あぁ、ゆるふわちゃん可愛い~」

「…なんだあれ。」

「嫌いなら香水つければいいじゃん?」

「…………香水は嫌いだし。」

「ふ~~ん?『香水は』ねぇ?」


そのあとの二人の会話は
私の耳には届いてなかった

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