雨の日は君と。~先輩の香り~


「あぁ、もう!李子、離れろ。
 風和が困ってるだろ」

李月君も李子さんにはクールでいられないみたい


「わ、私大丈夫だよ」

「ほら!なんて良い子っ」

「俺の風和に触るなよ、バカ姉貴」

「聞いた!?お母さん、
 俺のだって、俺の!独占欲丸出し~」

「~っ、うるさい、いいから離れろ」


李月君と李子さんがぎゃーぎゃーと
言い合ってる

その姉弟の間で挟まれてる私


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