FEEL《中》
「あの魔王と呼ばれる人がねぇ?」


『自分の目が信じられない。』


「お前ってそんなにサチが好きだったっけ?Mなの?」


『なんでそっちにいくかな!尊敬だよ。心からの。』


「あぁ、悠生ってサチに連れてこられたんだっけ?」


『まぁそんな感じかな。』


「ふーん。」



朔弥はそれ以上は興味がないのか聞いてこなかった。



〝おい、俺のチームに入れ。銀狼。〟


〝誰だテメェ?〟


〝俺は、…幸だ。〟


〝ハッ、聞いたことねぇな。弱い奴の下になる気はねぇよ。〟



…懐かしい。




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