足踏みラバーズ



 なんでもいいから言葉にしよう。

それができないのなら態度に表そう。


そうして、次を見据えて進んでいく。





前に進むのが疲れたら、たまに後ろを振り返ってもいい。


過去には未来なんてキラキラしたものはないけれど、未来を更新するための理由くらいはあるはずだから、大事に大事に持っていく。



持てないくらいの荷物が、私にはちょうどいい。

持って来ればよかった、なんて不安をずっと抱えるよりも、ちょっと持ってきすぎちゃったな、なんて笑って後悔するくらいが、きっと、ちょうどいい。






 進んで下がってまた進む。


そんな足踏みみたいなスピードだけど、今は少しずつ確実に前に進めている。






そんな速度でも隣を歩いてくれる彼がいる。

この先も、ずっと、この人と歩いていきたい。

手を取り合って、過ごしたい。






今度は2度と、この手を放すことがないように。








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